イベントを複数サイトに掲載するには?二重管理を増やさずに露出を広げる手順
イベントを複数サイトに掲載するときのメリット・デメリットを整理。管理が増えるのは「受付」を増やした場合で、露出だけなら増やし得。申込の正本を1つに固定して外部掲載で露出を広げる3つの約束事と、URLを貼るだけ・AIに任せる2つの手順を無料で試せる形で解説します。

イベントの告知を、いつも同じ1つのサイトだけで済ませていないでしょうか。集客のためには他のサイトにも載せたほうがいい。そう分かっていても、同じ内容を何度も入力する手間や、参加者リストがサイトごとにバラバラになる管理の煩雑さ、日程変更のたびに全サイトを直して回る作業を考えると、なかなか踏み切れないものです。
実は、こうした管理の手間が増えるのは、申込の受付まで一緒に増やした場合だけです。受付はいまのサイト1つに固定したまま、他のサイトにはイベントの紹介と申込リンクだけを置けば、参加者リストは1つのまま、繰り返しの作業も増えず、見つけてもらえる入口だけを増やせます。
この記事では、複数サイト掲載のメリットとデメリットを整理したうえで、管理を増やさずに露出だけを広げる手順を、URLを入れるだけで外部掲載ができるWeabeeを例に紹介します。転記の作業は、AIに頼めば一往復で終わります。
1サイトだけの掲載では、会えたはずの参加者に会えない
connpassやPeatix、こくちーずプロといったサイトにページを作って、XやSNS、コミュニティで告知する。イベントの告知は、だいたいこの形に落ち着きます。それで毎回ちゃんと集まっているなら、無理に変える必要はありません。
ただ、いまのイベントページにたどり着いた人は、どこから来ているのでしょうか。フォロワーへの告知とタイムラインが中心なら、届く範囲もその周辺に寄りやすくなります。一方で、「今週末、近くでAIのイベントをやっていないかな」と能動的に探している人が見ているのは、検索結果やイベントのまとめページです。フォローもタイムラインも経由しないこの層に届けたいなら、探される場所に情報を置く必要があります。
たとえば、地方在住で、東京の大型カンファレンスには行けないけれど、近場のもくもく会なら参加したい。そういう人は、特定の主催グループをフォローする前の段階にいます。この層と出会う入口は、フォロワーへの告知ではなく、テーマや地域で横断的に探せる場所にしかありません。
複数サイトに載せるメリットとデメリット
複数サイトへの掲載でやること自体はごく単純で、正本のページに書いた内容を別の場所にもう一度載せる、つまり転記するだけです。まず、それで何が得られて、何がしんどくなるのかを並べます。
メリット
- 検索やイベント一覧から見つけてもらえる入口が増える(実際の露出は掲載先やページ内容によって変わります)
- フォロワーの外側にいる「探している人」、別の地域・テーマの層に届く
- 掲載自体は多くのサイトで無料なので、増やした分だけ宣伝枠が純増する
デメリット
- 申込を複数のサイトで受けると、参加者リスト・キャンセル対応・当日の受付がサイトごとに分かれ、突き合わせながら管理することになる
- 登録・修正・リマインド送信といった同じ作業を、サイトの数だけ繰り返すことになる
- どこか1つ直し忘れると、古い情報を見た参加者が変更前の会場に向かう
デメリットの重さは、体験した人ほどよく知っています。会場の部屋番号が変わった。開始時間が30分ずれた。定員を10名増やした。開催が近づくほどこの種の小さな変更は必ず起きて、3サイトに載せていれば同じ修正を3回繰り返すことになります。しかも、イベント運営の実務を紹介したCraftStadium社の記事によれば、主催者はただでさえ平均5〜7個のツールを手動で連携させながら運営しています。そこにもう1レーン増えると聞けば、「複数掲載はいいから正本だけで」となるのは自然な判断です。
ただ、この3つのデメリットをもう一度見てください。どれも「申込の受付をもう1つ増やした場合」に起きることです。
「受付を増やす」と「露出を増やす」は別物
掲載先を増やすやり方には、実は2種類あります。
1つめは、受付ごと増やすやり方。connpassにもPeatixにも申込フォームを持ち、それぞれで参加者を受け付ける形です。参加者リストはサイトごとに分かれ、申込の確認もリマインドも変更の修正も、同じ作業を掲載先の数だけ繰り返すことになります。先ほどのデメリットは、すべてこのやり方の話です。
2つめは、露出だけ増やすやり方。申込の受付はいまの正本サイト1つに固定したまま、他のサイトには「こんなイベントがあります。申込はこちら」という外部掲載を置く形です。転載先が持つのはイベントの紹介と正本へのリンクだけなので、参加者リストは分裂しません。日時や会場の変更で直す場所も、基本的に正本1か所のままです。


つまり、恐れるべきは「複数サイトに載せること」ではなく「受付を増やすこと」です。受付を1つに保ったまま露出だけを足すなら、複数掲載はほぼやり得になります。Googleフォームで受付をしている場合も同じで、受付はフォーム1本のまま、露出を外に置けばよいだけです。
この形を運用に落とすときの約束事は、3つだけです。
- 申込の正本を1つに決める: 日時・会場・定員の変更は必ず正本から直す。運営メンバーには「変更は正本から」を先に共有しておく
- 転載先には申込URLを載せる: 転載先の役割は正本への入口。申込ボタンの代わりに正本へのリンクを置き、申込は1か所に集める
- 転記を毎回の手作業にしない: 1件15分の転記作業は、3回目あたりで「今回は正本だけでいいか」になりがち。初回が数分で済み、繰り返すほど楽になる手段を選ぶ
露出を増やすなら、Weabeeがおすすめです
AIに関するイベントなら、露出を置く先としてWeabeeをおすすめします。私たちが運営しているサイトなので割り引いて読んでいただいて構いませんが、おすすめする理由ははっきりしています。
Weabee(ウィービー)は、2026年5月にリリースされた、AI特化のイベント掲載サイトです。URLを入れるだけで外部イベント掲載ができる、つまり「露出だけ増やす」やり方のために作られた場所で、申込の受付機能を持ち込む必要はありません。connpassやPeatixのページはそのまま、Weabee側にはイベントの紹介と正本へのリンクが載ります。掲載は無料で、2026年7月時点で229件を超えるイベントが載っています。
転載先として選ぶ理由は3つあります。
- 届く相手が濃い: Weabeeに集まっているのは、AIのイベントやツールを探している人たちです。AI関連のイベントなら、テーマの合う参加者候補にまっすぐ届きます。姉妹サイトのAIツールギャラリー(月間5万PV超)にも掲載イベントが表示されるため、AIに関心のある層への露出面はさらに広がります
- 反応が数字で見える: 掲載したイベントの閲覧数やクリック率などのアナリティクスを管理画面で確認できます。「転載先を増やした効果があったのか」を、感覚ではなく数字で判断できます
- AI機能が充実している: MCP・Agent Skillという、AIツールとの接続の仕組みを標準で備えています。ChatGPTやClaude CodeなどのAIツールを使っているなら、イベントの登録作業を丸ごとAIに任せられます(手順はこのあと紹介します)
この3つが、単に「もう1か所増やす」以上の意味を持つ理由です。それでは登録の手順です。
Weabeeに載せる手順


やり方は2つあります。どちらも、必要なのは無料のアカウント登録だけです。
基本の手順: イベントページのURLを貼って登録する(初回含め10分ほど)
操作は、ふだん何かの申込みでGoogleフォームに入力するのと同じ、「開いて、入力して、確認する」だけです。
- Weabeeに登録してコミュニティを作る(初回のみ): WeabeeにメールアドレスまたはGoogleアカウントで登録し、管理画面(Studio)の「コミュニティ作成フォーム」から主催者ページを作ります。ここが自分のイベントの置き場所になります
- 「外部イベントを登録」を開く: Studioのイベント管理にあるボタンです
- 正本ページのURLを貼る: connpassやPeatixのイベントURLを貼ると、タイトル・日時・概要・画像などが自動で取り込まれます。自動で取れた項目と、確認が必要な項目は画面上で区別して表示されます
- 内容を確認して公開する: 足りない項目(開催形式や会場名など)を埋めて公開すれば完了です
2回目以降は手順2〜4だけなので、1イベントあたり数分です。元ページの作りによっては取り込める情報量が変わるので、公開前の確認だけは自分の目で行ってください。ここまでが基本の載せ方で、これだけで「露出だけ増やす」は始められます。
新しいやり方: 転記をまるごとAIに任せる
そのうえで、この数分の入力すらなくす方法が最近できました。転記の作業そのものをAIに頼む方法です。
対象になるのは、Claude Code(Anthropic社のAIツール。チャットで頼んだ作業をパソコン上で実行してくれる)のようなAIエージェントを使っている方、またはこれを機に試してみたい方です。WeabeeがAgent Skill(AIツールに特定サービスの操作手順を覚えさせる仕組み)を無料で公開しているので、導入は次の1行をコマンド入力画面(ターミナル)に貼るだけです。
npx skills add https://weabee.com
あとは、AIにこう言うだけです。
このイベントをWeabeeにも載せて: (正本ページのURL)
このひと言で、AIが正本ページの情報を読み取ってWeabee側の下書きを作り、読み取れなかった項目(イベント種別や会場名など)だけを確認してきます。答えていけばそのまま公開まで進み、最後に公開ページのURLが返ってきます。掲載フォームは開きません。転記が、AIとの一往復で終わる形です。初回だけWeabeeへのログインと接続の許可画面が出ます。
Claude Code以外の接続方法や詳しい設定は、Weabee MCP接続マニュアルにまとまっています。
削除・非公開だけは管理画面から
どちらのやり方で載せた場合も、掲載の削除と非公開化はStudioからだけ操作できます。AIが会話の流れを誤解してイベントを消してしまう、という事故を仕組みの側で防ぐための設計です。開催中止や掲載の取り下げのときは、Studioを開いて自分の手で操作してください。
複数掲載をはじめる前に決めておく5つのこと
会場を予約するより先に決めておくと、あとの運用が軽くなることが5つあります。
- 申込を受け付ける正本サイトを1つ決めた
- 転載先のページには、正本の申込URLを載せる方針にした
- 日時・会場の変更は「正本から直す」と運営メンバーで共有した
- 転記のやり方を決めた(まずは基本の手順で。慣れたらAIに任せるのも手)
- 中止・非公開のときの操作場所(Weabeeの場合はStudio)を確認した
5つのうち最初の3つは、ツールがなくても今日決められます。正本と役割さえ決まっていれば、転記のやり方はあとから選べますし、まず基本の手順で1件載せてみて、続けられそうならAIに任せる形へ移る、という順で十分です。逆に、この3つを決めずに転記だけ速くすると、速く転記できる二重管理が出来上がるだけなので、順番は守るのがおすすめです。
まとめ: 増やすのは「受付」ではなく「露出」
複数サイト掲載が続かない原因は、掲載の手間ではなく、受付ごと増やしたときの二重管理でした。申込の正本は1つに固定し、他のサイトには露出だけを置く。この形なら、開始時間が30分ずれた日も、あなたが直すのは正本の1か所だけです。そして露出は、置けた分だけ純増します。
connpassやPeatixのページは、いまのままで大丈夫です。次のイベントを告知するとき、まずは1件、URLを貼るところから試してみませんか。
よくある質問
Q. イベントを複数サイトに掲載すると、申込者の管理が大変になりませんか?
A. 大変になるのは、複数のサイトで申込を受け付けた場合です。申込を受け付けるサイトを1つ(正本)に決め、他の掲載先には正本の申込URLを載せる「外部掲載」の形にすれば、申込者リストは1か所に集まり、掲載先が増えても申込管理の手間は変わりません。
Q. connpassとPeatixは併用できますか?
A. 併用自体は可能ですが、両方で申込を受け付けると参加者リストが分裂します。どちらかを申込の正本にし、もう一方は告知・入口として使う役割分担がおすすめです。各サービスの利用規約は変わることがあるので、最新の内容もあわせてご確認ください。
Q. エンジニアではないのですが、Weabeeへの転載はできますか?
A. できます。操作はWebのフォーム入力だけで、Weabeeに登録して管理画面の「外部イベントを登録」にイベントページのURLを貼ると、タイトルや日時が自動で取り込まれます。AIツールやコマンド操作の知識は要りません。
Q. WeabeeのAgent SkillはどのAIツールで使えますか?
A. Claude Codeなどに対応しています。npx skills add https://weabee.com で導入でき、イベントURLを渡すと下書き作成から公開まで会話で完結します。詳細はWeabee MCP接続マニュアルを参照してください。
